寄付金の使われ方- 災害復興 -

自然災害被災地復興支援

地震や水害等の大規模な自然災害で、大きな被害を受けた被災地への復興支援事業を進めています。

岩手県への支援

岩手県内14市町村の社会福祉協議会へ
車いす対応体重計支援

体重測定は健康管理の基本ですが、医療的ケアが必要な人や自分で移動できない人、寝たきり中心の生活をしている高齢者など、車いすを利用する方々の体重測定は、対応する体重計が設置される病院への通院時などに限られてしまいます。 地域の身近な施設への車いす対応体重計の設置は、車いす利用者の健康管理だけではなく、外出機会が少なくなりがちな車いす利用者とその介護者が地域コミュニティーに顔を出し交流するきっかけにもなります。 岩手県社会福祉協議会のご協力で県内の社会福祉協議会にアンケートを実施し、希望する14か所の社会福祉協議会に車いす対応体重計が贈呈されました。贈呈された体重計は各市町村の福祉センターやデイサービスセンターへの設置、訪問入浴車利用者のご自宅への持参など、様々な場面で活用されています。

宮城県への支援

宮城県石巻市立向陽小学校へ
下駄箱の設置を支援

石巻市内陸部の蛇田地区に位置する石巻市立向陽小学校は、東日本大震災以降、被災した市民が新たにこの地区に移住したことから、多くの児童が通っている小学校のひとつとなりました。
その向陽小学校で使用してきた木製の児童用下駄箱は、昭和52年に設置したもので劣化が著しく、令和3年2月13日に発生した福島県沖地震(最大震度6弱)においては、倒壊破損は免れましたが、その古さからも倒壊が危惧され、地震対策を施した新しい下駄箱設置の必要性に迫られていました。また、登下校時間帯には下駄箱前混雑のため密状態になることと、下駄箱に個人用の仕切りがないことから、児童同士の接触も多くなるため、新型コロナウイルス感染症の予防対策上、好ましくない状態となっておりました。倒壊破損の恐れがある木製下駄箱の撤去と新たな下駄箱設置で、児童の安全でスムーズな登下校と感染症予防対策を図り、教育環境整備推進を支援したいと考えました。

宮城県立支援学校女川高等学園を感染症にも強い防災拠点に
災害時にも使える実践的教育備品支援

東日本大震災から5年経過した2016年4月に開校した女川高等学園。3年間の寄宿舎生活の特徴を最大限に生かし「体験的な防災教育」の推進を目指しています。
「校外学習」や「総合防災訓練」に代表されるような“体験的訓練”は、災害時の基本的な知識を学ぶだけではなく、生徒の学びの個人差を小さくし、想定や判断することが苦手な生徒にとっても、できるだけ本物に触れ、現実に近い環境の中での体験学習から自信を獲得してもらうことにあります。また、実践的な防災訓練を他者のために企画し提供することで学びを深め、共生社会において、支援を受ける姿勢と誰かを支える姿勢の双方を両立させることをも目標としています。今回の支援は、より実践的な防災教育充実のために生徒が目にし、手で触れ、生徒と地域住民とが共に防災について考え、“体験的な訓練”を通して共に学ぶために、実際の災害時にも活用できる実践的教育備品を支援しました。

宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の保育所・幼稚園に遊具や備品支援

大津波の被害を受けた宮城県名取市閖上地区。震災から11年、閖上地区は新しい街づくりが進み若い子育て世帯も増えつつあります。しかし現在の建物や設備は、震災前の閖上保育所に設置してあった物をベースにしているため、小さい子どもが遊べる遊具がありません。若い世代の子育て家庭のニーズに合わせ、閖上保育所に新たな遊具を支援しました。 また施設再建に多額の費用がかかったという閖上わかば認定こども園には、子どもたちの夏の楽しみでもあるプールや、非常時の避難リュックなどを支援しました。

岡山県への支援

真備を元気に!かなりや保育園へ
運動器具一式支援

2018年7月の西日本豪雨によって甚大な被害を受けた、岡山県真備町。「100年に1回」と言われる大雨が襲い、洪水によって多くの建物が浸水・全壊したことで、5年たった今なお、町に傷跡が見受けられます。真備かなりや保育園もその一つ。洪水によって、保育園が浸水したことで、ほぼすべての備品が廃棄となり、園児も先生も苦しい日々を送っていました。
今回支援したのは、跳び箱や平均台をはじめとした運動器具一式と、大きな滑り台。運動会や体育に使う器具は、近隣の保育園で器具を持ち回りすることを余儀なくされておりました。また、かつて園内に大きな滑り台が置いてあり、被災前には、園児のみならず近くの子供たちも遊びに来るほどで、まさにかなりや保育園の名物。そんな滑り台も流されてしまい、園長が再び大きな滑り台を設置するのは、10年は先だと思っていたそうです。新しい大きな滑り台が運ばれてきたとき、園内が歓喜に溢れたのが印象的でした。

福岡県への支援

大牟田市社会福祉協議会へ車両支援

令和2年7月豪雨は、大牟田市内全域に甚大な被害をもたらしました。大牟田市社会福祉協議会の入っている総合福祉センターは発災時の福祉避難所でもあります。発災時の最大の課題は、高齢者に避難を呼びかけても「私は避難しない。避難所なんて行きたくない。この家で死ぬ。」と言って動かれないこと…。避難所に行ったことがない方ほど、避難所のイメージが悪く、自主的な避難に結び付かないため、平時に何らかの目的で施設を利用し、施設に愛着を持っておくことが何より大切。「いざ!」という時に躊躇なく避難してきていただくために、日々の利用時にも、今回贈呈された福祉車両「ささえあい号」が大活躍しています。

新型コロナウイルス感染症対策支援

空気清浄機

全国の高齢者・障害者支援施設450か所に空気清浄機を贈呈しました。施設等の感染症対策に役立てていただいています。贈呈先からは、マスク着用が難しいお子さんがいる施設内での環境整備に役立っている。利用者の方が集まる食堂や集会室に設置し、感染症予防のために有効に活用しています。など感謝のお声をいただきました。

自然災害緊急支援

国内外で地震や水害など大規模な自然災害が発生した場合に「緊急支援」として、義援金や物資などを贈呈しています。

過去1年の自然災害緊急支援

国内
2022年 3月 令和4年3月福島県沖地震災害(宮城県) 5,000,000円
2022年 3月 令和4年3月福島県沖地震災害(福島県) 5,000,000円
2022年 8月 令和4年8月の大雨被害(山形県) 5,000,000円
2022年 8月 令和4年8月の大雨被害(新潟県) 5,000,000円
2022年 8月 令和4年8月の大雨被害(石川県) 5,000,000円
2022年 8月 令和4年8月の大雨被害(福井県) 5,000,000円
国外
2023年 2月 トルコ・シリア大地震 23,852,072円