活動報告

台風26号による土石流被害の伊豆大島に復興支援車両を贈呈
~大島社会福祉協議会にスロープ付き軽自動車~

2014年5月12日

去年10月、台風26号によって東京都大島町では大規模な土砂崩れや土石流が発生し、死者・行方不明者39人、家屋の全半壊389棟という大きな被害が出ました。24時間テレビチャリティー委員会は去年11月、国内緊急援助として大島町に500万円の義援金を贈呈しました。

その後今年1月、仮設住宅13棟が完成し、現在31世帯69人が暮らしています。しかし高齢者や障害者が病院や役所などへ移動する手段が整備されておらず、大島社会福祉協議会から「スロープ付き軽自動車」の支援要請が提出されました。

そこで、大島社会福祉協議会に対し、災害復興の一環として「スロープ付き軽自動車」の追加支援を決定し、5月9日(金)車両の贈呈式を行いました。

大島社会福祉協議会の藤田事務局長は「仮設住宅にお住まいの高齢者が病院などに通う際使う他、軽自動車は狭い町道にも入って行けるので、ボランティアの島の移動手段としてもフルに使わせていただきます。ありがとうございました。」と述べました。大島ではこれから梅雨を迎えると再び土砂崩れが発生する恐れもあり、避難勧告や避難指示が出された場合に、この車両を避難用としても活用したいとのことです。

なお、土砂災害現場の復興状況ですが、山体が大きく崩壊したままで、今も重機やミキサー車が入って作業をしていました。町役場のある元町と三原山をつなぐ御神火スカイラインは通行止めが続いています。

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大島町の川島町長(左)と大島社協の川島会長(右)
山肌が露出している部分が土石流となって駆け下った
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