活動報告

視覚障害者のための音声コード機器・ソフトを、東京・世田谷区をはじめとする全国52自治体へ贈呈

2014年5月30日

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公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会では、公益目的事業の一つ「障害者情報保障支援」として厚生労働省が推進する「音声コード普及支援」を行なっています。「音声コード」とは、切手大のスペースに、漢字を含む文字データを約800文字分記録できる2次元コードのことです。音声コードは現在「ねんきん定期便」などに印刷されており、視覚障害者の方々が専用の読み上げ装置で、個人情報を自らの耳で聞き取ることができるようになります。

24時間テレビチャリティー委員会では、その音声コードを作成するソフトと、音声コードを読み上げることができる専用の機器「音声コード読み上げ機能付き携帯電話」を全国の自治体に配布することを決めました。2月に募集をかけた結果、52の自治体から応募がありましたので、全国に向け、機器と補助アダプター890セット、音声コード作成ソフト15,000ライセンスを贈呈することを決定しました。

日本テレビエリアでは、5月29日、東京・世田谷区で贈呈式が行われ、24時間テレビチャリティー委員会の城朋子会長から保坂展人世田谷区長に対して贈られ、セレモニーやデモンストレーションが行われました。世田谷区は、7年前から音声コードの活用を始めるなど福祉活動に熱心に取り組んでいます。

保坂世田谷区長からは、「このたびは、大変貴重なご寄附をいただきありがとうございました。世田谷区で発信する様々な情報を簡便に聞き取ることができる機器で視覚障害者の方にとってより情報にアクセスできる基盤を作っていただき、とても嬉しく思います。」との謝辞をいただきました。

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保坂世田谷区長(左)に機器を手渡す城会長(右)

放送事業者31社で構成される公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会では、皆さまからお預かりした寄附金を福祉・環境・災害復興を柱に、新規社会貢献事業として、「難病患者支援」、「視覚障害者支援」、「障害者スポーツ支援」などに活用しております。

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