寄付金の使われ方- 福祉 -

障害者スポーツ支援

2014年から、福祉支援事業の一環として、障害者スポーツに対する支援を行っています。この支援を通して、障害者スポーツに対する関心を高め、その普及・振興に広く寄与すること、また次世代の人材育成の一翼を担うことを目指しています。今後も、さまざまな障害者スポーツに目を向け、長期的な支援を行っていく予定です。

①スポーツ用義足

支援を始めて10年目となる「スポーツ用義足贈呈事業」。大きな大会を目指している方、日々の健康のため運動をされたい方などさまざまな目標を持った方に贈呈をしています。
贈呈年度 贈呈本数
2014年 16名17本
2015年 12名14本
2016年 7名9本
2017年 7名8本
2018年 7名7本
2019年 10名11本
贈呈年度 贈呈本数
2020年 11名12本
2021年 6名7本
2022年 1団体 2本
2023年 1団体 1名 8本
合計 77名95本

②バスケットボール用車いす

2015年から行っている「バスケットボール用車いす贈呈事業」。全国の車いすバスケットボール、車いすツインバスケットボールの競技者と団体を対象に、毎年公募で申し込み受付を行っています。車いすは一人一人採寸し、体にあったものを贈呈しています。
贈呈年度 団体 個人 贈呈台数
2015年 7 17 52
2016年 3 11 20
2017年 4 12 20
2018年 3 10 16
2019年 4 20 32
贈呈年度
団体
個人
贈呈台数
2020年 8 15 55
2021年 4 14 32
2022年 7 10 42
2023年 8 12 41
合計 48 121 309

③パラスポーツ体験キット

全国各地の小学校、中学校、特別支援学校、地方自治体を対象に、公募で申し込み受付を行い、障害者スポーツ普及促進のため、授業や体験活動が行えるような物品を贈呈しました。
Aセット 障害者スポーツ用車いす 3か所
Bセット ボッチャ用具 40か所
Cセット ボッチャ用具・ゴールボール用具 30か所
Dセット ボッチャ用具・
シッティングバレーボール支柱
10か所

~さいたま市立大宮国際中等教育学校~

私たちの学校では、体育の授業や生徒個人の探究活動など、さまざまな場面で競技用車いすを活用しています。例えば、パラスポーツの授業で車いすバスケを体験することはもちろん、高校3年生の体育の授業では、「共生社会の実現」をテーマに、少人数グループで障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる新しいスポーツを考案し実践するという活動を行い、その際にも寄贈いただいた車いすを活用しています。私自身、実際に競技用車いすに乗ってパラスポーツを体験してみて、車いすならではの難しさや戦略があり、パラスポーツの奥深さを体感することができました。また、生徒の個人探究活動の一環で地域の小学生に向けて車いすバスケ体験会を実施するなど、寄贈いただいた競技用車いすを通じて校外の方にもパラスポーツを体験してもらえるような取り組みを行っています。今後も、寄贈いただいた競技用車いすを活用し、学生ならではの視点からパラスポーツの魅力を校内外に発信するために、様々な取り組みを行っていきたいと思います。この度は、ご寄贈ありがとうございました。

④パラスポーツ体験会

パラスポーツ体験キットAセット(障害者スポーツ用車いす10台)を贈呈した学校・団体に向けて、パラスポーツ体験会を開催しています。パラスポーツに精通した講師によるデモンストレーションや講演会の他、実際に車いすに乗ってもらいリレーや車いすバスケットボールを体験してもらうことで、贈呈後も学校・団体で有効に活用していただくためのきっかけとなればと思っています。