寄付金の使われ方- 福祉 -

子ども食堂支援

24時間テレビのチャリティー事業としては後発にもかかわらず、子ども食堂支援は福祉支援で大きな役割を担うようになりました。子ども食堂・子どもの居場所づくりは依然として社会的に大きなテーマであり、新型コロナウィルスによって、むしろ支援のニーズは高まっていると言えます。子ども食堂の運営がままならない状態が続いたり学級閉鎖が行われたことにより、恵まれない子ども達や生活が困窮した家庭の存在があぶり出されたからです。24時間テレビチャリティーの子ども食堂支援は4年目になりましたが、ポストコロナに入り、希望の光も少し見えてきました。回数が減ったり開催をあきらめていた子ども食堂の運営が、元に戻る環境ができつつあるからです。子ども食堂の代わりに行っていた弁当配布やフードパントリーといった形の支援も、重要であることにには変わりありません。ここ数年でこれらの必要性が認識され、子ども食堂との組み合わせによって、困窮世帯にもっと寄り添った支援につなげることが可能だからです。
こうした観点から、24時間テレビでは引き続き全国食支援活動協力会と協力関係を維持し、チャリティー活動を行います。協力会との連携を強固なものとすることにより、各地の地域ネットワークとのつながりを最大限に生かした形で、支援の輪をさらに拡大させたい考えです。支援先となる各ネットワーク及び団体の現場の目線を共有し、本当に何を必要としているのかを理解して決め細かい支援を行なっていくことが方針であり、目標です。
新型コロナが5類に移行することにより、子ども食堂の開催が増え、一人でも多くの笑顔が見られるようになることを切に願っています。